業務部の三浦でございます。

 

SNS普及前を「一方的に伝えられる情報に支配される社会」

SNS普及期を「自ら情報を取りに行く社会」

とするならば

SNSが定着し誰しもが駆使、閲覧する今の時代は「情報操作と立ち向かう時代」と言えるでしょう。

 

大阪都構想の住民投票、アメリカ大統領選を見て改めてそのような時代に突入したのだと感じました。

 

専門サイトやブログのような長期定着型の情報発信システムとは違いTwitter等の超短期消費型である意味無責任なシステムはそれを駆使する側がユーザーの行動特性を分析し知恵を付け、故意に混乱や動揺を創り出すことが容易になり、特に選挙等の短期戦ではプラスにもマイナスにも非常に大きな効果をもたらすようになりました。

 

我々がこのような「故意に錯綜化された情報」に限られた時間で立ち向う場合、一つ一つのファクトチェックを行う事はほぼ不可能と考えるべきであり、自己の意思決定の精度を高めるためには、平常時に「信頼できる情報の発信主体」を見極め、一定数確保しておく必要があると考えます。

 

即ち、何が発信されるかよりも「誰から(何から)発信されるか」が重要であり、特に発信者に慎重さが求められる主張(論拠、証憑、言葉の選択)に注視し、どれだけの誠実さや信頼度が認められるかを日常的に評価、観察、選定しておく事が必要でしょう。

 

そして「信頼できる情報の発信主体」からの情報を整理した上で、最後は自己のポリシーに基づいて決断する習慣を日常的に身に着ける事が後悔のない意思決定に繋がると思います。

 

急速に変わりゆく社会の流れの中で未来に繋がる意思決定を積み重ねていきたいものですね。