業務部の下村です。

 2月になり寒さも益々厳しくなってきていますが、皆様いかがでしょうか。

 2016年卒の学生より、経団連が設定する採用活動のスケジュールが変更され、多くの中小企業にとっても採用活動に影響があると予想されます。

 今までは、3年生の12月1日より企業説明会等が解禁され、4年生の4月1日より面接等の選考が解禁、10月に正式に内定通知がされるという流れでした。
 これからは、企業説明会等の解禁が3年生の3月1日になり、面接等の選考解禁が4年生の8月1日になるにもかかわらず、正式内定通知は10月で変わらないというスケジュールになっています。

 もちろん、外資系や経団連に加盟していない企業等では既に採用活動は開始されていますし、多くの企業で学生とコンタクトを取る機会を設けています。

 ただ、中小企業は従来より大手企業の内々定が出だした後からが本格的な採用活動期間であり、その期間が従来より大幅に短縮されると予想されています。

 しかし、学生の価値観も少しずつ変化してきており、魅力あるベンチャー企業や自分を活かせる中小企業に対する志望も増えてきています。
 魅力を伝える工夫が中小企業にとって鍵だと考えます。

 最後に、「急がば回れ」を肝に銘じて頂けたらと思います。
 焦って採用することで後々トラブルになる事案を多く扱ってきた、一人の社労士としての気持ちです。