業務部の佐藤です。

ストレートネックという言葉、最近メディアでも取り上げられており、耳にされたことのある方も多いと思います。

正常な首の骨(頚椎)は前に向かって少しカーブしているのですが、ストレートネックの人はこの骨が真っ直ぐの状態になっています。

人体は、頚椎から腰の仙椎まで緩やかS字カーブを描いており、体にかかる負担や衝撃をうまく分散させる構造になっています。

ところが、一番上の頚椎が本来の形を失うと、この分散作用が機能しにくい状態となり、体のいろいろな部分に不具合が生じてくるのだそうです。

ストレートネックの人の典型的な症状としては、肩や首のこり、手のしびれ、頭痛、めまい、腰痛、ひざ痛などがあり、ひどい場合は自律神経失調症になるケースも報告されています。他にも、二重あごや下半身のむくみの原因になることもあるそうです。

ストレートネックはいまや国民病とも言われており、まだ症状が表に出ていない“隠れストレートネック”を合わせると、約8割以上の人が該当するという見解もあります。

かく言う私自身も、数年前から頚椎のゆがみによる、手や腕のしびれに悩まされている一人です。

原因の多くは、スマートフォンやパソコンを使用する際など、うつむいた状態や猫背の姿勢を長時間取り続けていることにあります。

特に根を詰めて作業をしていると、ふと気が付いたときには体を前に乗り出してパソコンの画面を凝視し、ひどい猫背になっていたという経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

デスクワークが中心の方にしてみれば、いくらパソコンが首に負担をかける原因だからと言って使わない訳にはいきません。

ただ、うつむき姿勢を取らなければならない時は適度な休憩を入れてストレッチをしたり、寝るときの枕を工夫するなど、自分でできる改善方法がさまざまなメディアや書籍で紹介されています。(既に症状が出ていて、病院等に通われている方は、医者の指示に従って治療していただきたいと思います。)

ストレートネックが改善すれば、さまざまな体の不調が改善する上に、スッと綺麗な姿勢が手に入る、まさに一石二鳥です。

自分で出来るエクササイズでも充分効果が期待できるそうですので、いろいろと試して見た目も中身も健康体を目指したいと思います。