総務部の村田です。
 
 ナポリタンの人気が再来しているそうです。

 取材によるとキーワードは「懐かしさ」と「新鮮さ」で、40代男性は「昔からある感じの味。懐かしい感じの味」、50代男性は「ケチャップの味が懐かしいというか、ずっと子どものころから慣れ親しんでいる」、30代男性は「新鮮ですね」と語っています。

 自分が小さいころはよく口にしていた味で当時スパゲッティと言えばナポリタンしか知らなかったように思うので、お店でメニューを頼むときはわざわざ注文したいと思えなかったのですが、こうも人気が出ると一度頼んでみたくもなります。

 そもそもナポリタンは日本が発祥です。

 戦後まもないころ、神奈川・横浜市中区にあるホテルニューグランドの入江茂忠総料理長が考案したらしく、
 「進駐軍に接収されていたころに、彼らが持ち込んでいたものに、スパゲティとトマトケチャップがあった。そのトマトケチャップで、スパゲティとあえて、軍用食として召し上がっていて、そこからヒントを得た」そうです。

 1960年代、70年代に増加した喫茶店の数は、80年代はじめをピークに徐々に減り続け、
入れ替わるように、本場イタリアンのブームが訪れて、さまざまな本格パスタが広まった結果、次第にナポリタンの存在は薄れていったようです。
 でも、最近になって、昭和のレトロな文化が見直されるようになり、今では喫茶店やお好み焼き屋で人気メニューとして中高年世代を中心に、ナポリタンが再び脚光を浴びることになったようです。

 食も洋服の様に流行のサイクルがあるようですね。