総務部の脇です。

森雅子少子化相は、5/7の日本経済新聞のインタビューで、中小企業で働く女性が産休・育児休業を取りやすくするため、休業中の女性に代わって業務を担う人材を派遣する「人材バンク」(仮称)を2014年度にも創設する考えを明らかにしました。

どういう内容かというと、商工会議所などに就業を希望する人材を登録し、必要な企業に紹介し、企業への優遇策も検討するという事です。登録者は、子育てを終えた人たちなどを想定していて、森雅子少子化相は、「人材バンクに登録した人に、子どもができた女性の代替要員になってもらえれば、産休・育休を取った女性が戻ってこられる。」と強調していました。
しかし、この記事を読んで、産休・育休を取った人の復帰と同じくらい、人材バンクに登録した人の、代替要員後の社会復帰の具体策・支援を考えないとこの仕組みは機能しないのではないかと思いました。(私が言うまでもなく、総合的に考えているとは思いますが・・・)

これは、安倍首相の「成長戦略の中核」である女性の就労支援の政策のひとつだと思うのですが、今までにも、現在最長1年半の育児休業を3年まで延長することや、保育所に入れない待機児童をゼロにすることに対する総合的な支援を表明しています。経済団体に要請するだけでなく、今後、「人材バンク」の事も含めて、現状の問題点に具体的に踏み込み、より効果的な施策を作っていくのかを期待したいです。