厚生労働省は、障害者雇用率制度・納付金制度について関係資料(精神障害者の取扱いについて)を公開しました。

資料によると、ハローワークにおける障碍者の職業紹介状況(就職件数)において、精神障碍者は平成21年度の10,929件(全体の24.1%)から、令和元年度には49,612件(全体の48.1%)まで大幅に増加しました。

ただし障害者の平均勤続年数については、全体として、精神障害の場合には短い傾向(平成30年調査:3年2か月)が見られます。

またハローワークから就職した障害者の職場定着状況について、知的障害や発達障害の場合に比較的安定しているのに対して、特に、精神障害については定着が困難な者が多い状況となっています。精神障害者の職場定着率を週の労働時間別にみると、週20~30時間勤務の場合が最も高くなっています。

その他、精神障害者の継続雇用の課題となり得る要因の調査結果資料も掲載されています。

障碍者雇用率の引き上げも含め、障碍者雇用についてご対応・ご検討される事業所におかれましては、ぜひ下記資料をご参照ください。

 

■障害者雇用率制度・納付金制度について関係資料(精神障害者の取扱いについて)

https://www.mhlw.go.jp/content/11704000/000752349.pdf