本日10月13日、同一労働同一賃金に関して大きな影響をもたらす最高裁判決が2件出ました。

一つは、正規と非正規職員の賞与の格差の不合理性における事案「大阪医科薬科大学事件」。

もう一つは、正規と非正規の退職金の格差の不合理性における事案「メトロコマース事件」。

報道によると、両事案とも、”不合理性を認められない”判断となりました。

ポイントは業務内容や業務の難易度、配置転換の違いのようです。

もちろん、これは両事件における判断で、事案によりケースバイケースになることには注意が必要ですが、今後の対応における一定の方針にはなると思われます。

本日、最高裁判所より早くも判決文が公開されています。ぜひチェックして頂けたらと思います。

また15日には、日本郵便における主に手当関連の格差事案の最高裁判決が出る予定です。

こちらも注目です。

 

■メトロコマース事件最高裁判決文 ※ページの最後にpdfで全文が掲載されています。

https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=89768

■大阪医科薬科大学事件最高裁判決文 ※ページの最後にpdfで全文が掲載されています。

https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=89767

(出所)最高裁判所HP

https://www.courts.go.jp/saikosai/index.html