厚生労働省は10月11日、令和6年版過労死等防止対策白書を公表しました。

令和6年版白書のポイントとして、「過労死等の防止のための対策に関する大綱」(令和6年8月2日閣議決定)で調査研究の重点対象とされている業種等(医療、芸術・芸能分野)や、調査研究の必要性が指摘されているDX等先端技術担当者の調査分析結果を記載しています。

また、長時間労働の削減やメンタルヘルス対策、国民に対する啓発、民間団体の活動に対する支援など、令和5年度の取組を中心とした労働行政機関等の施策の状況について詳細に報告されています。

そして、本年4月1日から時間外労働の上限規制が適用された業種等に係る企業等における長時間労働削減等の働き方改革事例やメンタルヘルス対策、ハラスメント防止対策など、過労死等防止対策のための取組事例をコラムとして紹介しています。

令和3年9月の脳・心臓疾患の認定基準の改正により、労働時間以外の負荷要因も加味するとされ、労働時間以外の負荷要因をみると「勤務間インターバルが短い勤務」と「拘束時間の長い勤務」が各24件(各24.7%)、「不規則な勤務・交替勤務・深夜勤務」が21件(21.6%)でした。


貴重な資料ですので、ぜひ下記URLよりご参照ください。


(資料)令和6年版過労死等防止対策白書(本文)

https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/karoushi/24/index.html

(資料)令 和 6 年 版過労死等防止対策白書 〔 概要版 〕

https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/001314851.pdf

(出所)厚生労働省HP

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44199.html