業務部の下村です。

 皆様の会社で新入社員が4月に入って来られていましたら、ちょうど3か月の試用期間も終わり、晴れて本採用されている時期かと思います。
また、この時期にフォローアップの研修をされる会社もあるかと思います。

 新入社員だけでなく、中途社員にも、また既存社員にもお話しできることですが、時機を見て、掲題のようなことを考えてもらう機会をぜひ設けてみてください。

 松下幸之助氏は『人生と仕事について知っておいてほしいこと』(松下幸之助[述]PHP総合研究所[編])で下記の通り述べられています。
「ある外国の経営者に「ビジネスパーソンにとって最も重要な責務は何か」問われたときに、こう答えました。
 まあ、簡単に言うと、みんなに愛されることですね。
 ビジネスマンはみんなに愛されないといかんですよ。あの人がやってはるのやったらいいな、物を買うてあげよう、と、こうならないといかんですよ。そうなるには、奉仕の精神がいちばん大事です。奉仕の精神がなかったら、あそこで買うてあげようという気が起こらない。
 そうですから、ビジネスマンのいちばん大事な務めは愛されることである。愛されるような仕事をすることである。それができない人は、ビジネスマンに適さないです。必ず失敗する、と、こういうことです。」(ココマデ)
 
 当たり前のことかも知れませんが、意外に気が付かない、非常に大事なことなのです。