業務部の松井です。

ある事業所では毎月社内報で「今月の名言」というのを記載されております。
毎月の名言を拝見させていただいているのですが、その中に「陰徳陽報、天はあなたの動きをスキャニングしている」というのがありました。 紹介します。
1.目立たない善行は報われること。
2.人知れぬ善行をほどこした者は、目に見える恩恵を必ず受ける。
3.善行は他人のためではなく、結局自己のためにもなる。
日本のことわざにも「情けは人のためならず」というのがあります。
他人に情けを掛けることはその相手のためだけではなく、必ず自分にも返ってくるという教えです。
そこで天国には「陰徳貯金」という貯金通帳があるのです。
朝予定通りに起きたら100円が加算され、寝坊したら1分につき100円分減っていく。他人との約束に遅れると1分につき1,000円分減るそうです。
自分や他人に不義理なことばかりしていると、天にある陰徳貯金の残高が、みるみる減っていって、残高がマイナスになると天罰がくだることになります。
逆に義理堅く、人から信頼されることを行っていると「陰徳貯金」の残高がグングン増え、人が見ていないところで良いことをすれば、残高がグングン増えていくようです。
ごみを拾う、掃除をする、目立たないように人を助けるといった行為は、天はしっかりと見てくれています。
そして、「陰徳貯金」の残高が一定額に達すると、天恵が降り注いできます。
つまり予期せぬ幸運が続くようになり、最近ツイてる、ラッキーだと思える時が来るそうです。
また「陰徳貯金」は自己投資も見逃さず、遊びの誘惑を断って、自己研鑽に励むと、次の日からすぐに給料が上がることはないですが、間違いなく「陰徳貯金」の残高が増えていきます。
「陰徳貯金」の残高を増やすためには、何かの世話人を買って出たり、ごみ出しやトイレ掃除など、みんなが嫌がることを積極的に引き受けることが効果絶大だそうです。
私も今まで半世紀生きてきて、また社会保険労務士という、人とかかわることが多い職種につかせていただいて、身にしみて実感いたします。
いいことをすればどうしても人に見てもらいたい、感謝されたいという欲求が人間にはありますが、そういったことを求めず、見えない部分で世のため人のための活動をして「陰徳貯金」の残高を増やしていきたいものです。