業務部の松井です。

今年平成23年(2011年)卯年は、激動の1年でした。
3月の東北大震災では津波で多数の死者、行方不明者、負傷者が出て、また原発事故がありました。
最近分かったことでは、官邸の情報システムが十分機能していなかったことで、被害が拡大した可能性がありました。
秋には台風の被害でも多数の死者が出て、災害が多い日本だとつくづく感じました。
ただ本当に天災による影響だけなのか?人災による影響はないのか?をじっくりと検証し、国民は監視する必要があります。
人災は今後のやり方で十分防ぐことが可能でありますし、本来はあってはなりません。
その他今年は、欧州通貨危機、円高不景気、先行き不透明感が広がります。
また大阪では、知事、大阪市長のダブル選挙で大阪維新の会の躍進がありました。
つまり今の政治、行政には国民は嫌気がさしてきており、新たに何か斬新に改革をしてくれる政党が支援されることになる先駆けを、大阪府が示したような気がいたします。
あまりいいニュースがない今年ですが、スポーツではいいことが2つありました。
1月の男子サッカーアジアカップ優勝、7月の女子サッカーなでしこジャパンワールドカップ優勝
これはどちらも本当にすごいことです。
日本の選手はフィジカル的に決して強くなく、個人技も欧州や南米の選手に比べて劣りますが、優勝できたのは組織力、団結力が優れているからだと思います。
やはり日本人は、仲間と共にいろいろなことにも耐えて頑張っていこう、という気持ちが強く、この長所をもっと生かしていくことが必要な時期なのかもしれません。
現在はとかく欧米に習えで個の技術、力を伸ばすことを盛んに言われてきておりますが、自然災害を前にすると個人の力などはほんと無力です。
日本人の長所である組織力、団結力をもっと伸ばしていくことが必要です。
漢字「絆」はまさしく今年のことを最大限に表現しています。
最後に来年はいいことがいっぱいあることを祈ってます。