淀川労務協会の木村(朋)です。

先日訪問した型枠工事業をされている顧問先様でのお話です。

現在この会社は、創業者である会長と2代目社長の体制で経営されています。

経営に関する実質的な面は社長が担っているため、会長は引退までの自らの役割として『安全』をテーマに掲げておられます。

建設関係の仕事はいつも危険と隣り合わせです。

実際に私どもに労災保険手続きのご連絡をいただくのも建設業関係の件数が最も多いと思います。

会長は昔から『安全』を重要視されており、その取り組み内容が安全衛生の専門誌の特集記事になったぐらいです。

安全体制を確立するためにこれまで数えきれないぐらいの色々な取り組みを行ってきた会長からとても奥深い言葉がありました。

「あまりにも安全についてうるさく言うものだから、職人は私(実際には”ワシ”)の姿を見ると逃げるぐらいだよ。でも、ここまでうるさく言い続けても、安全帽をかぶらせるのに30年間かかった。その後、安全帯の着用について10年間言い続けているけどまだまだ。本当に『安全に終わりなし』や。」

そんな会長ももう67歳。

朝の冷え込みが厳しくなってきたこの頃でも、毎朝4時に起床して、遠方の現場まで安全チェックに出掛けられます。

先日も製造業の顧問先様の従業員が大怪我をされる労災事故がありました。

治る怪我ならまだしも、将来に渡って障害が残るような怪我をしてしまったら、いくら後悔しても仕方ありません。

労災は何とはない慣れた作業をしている時にこそ大きな事故が起こります。

何かと忙しくなる師走です、みなさんいつもにも増して『安全第一』でお過ごし下さい。