10月5日開催された未来投資会議第19回会合で、労働市場について、「人生百年時代に向けて、意欲ある高齢者に働く場を準備」とし、その方策として以下について検討するとした。
65歳以上への継続雇用年齢の引き上げに向けた検討
高齢者未採用企業への雇用拡大策
AI・ロボット等を用いた高齢者のための職場環境整備
在宅勤務など就業機会の多様化による高齢者のための就業機会整備 の方向性を掲げた。
また、スマート公共サービスについて、ゴールを「待ち時間ゼロ、窓口手続きゼロ」とし、目標を「AI等を活用して許認可等の行政手続きを自動化し、自宅から手続き可能とする。」「各種行政手続きのデジタル化を超えて、行政活動そのものをデジタルデータ化し、国・自治体の行政の質と効率を向上。」「行政サービスに関する多種多様なデータの統合とオープンAPIにより自由にデータ流通が可能な基盤を構築し、分野横断的なサービスを実現。」とした。その実現のため以下の項目等について検討するとした。
○ 子育て・住所変更・引越し、死亡・相続等の個人手続きの自動化に向けた環境整備
‒ 例えば出生時に申請すれば、その後の予防接種や保育園の入園の手続き等がプッシュ型で案内が来て、個人は意思決定のみを行い煩わしい書類手続き等から解放する
○ 税・社会保障等に関する組織内の手続きの自動化
‒ 会社が保有する人事・労務のデジタルデータを基に、従業員や担当者が逐一記載して毎回提出する手続きから解放する
○ 政府業務の自動化-特許・補助金審査等の自動化
○ 個人・法人等の認証基盤-マイナンバーカードによる本人認証機能のスマートフォンへの搭載や生体認証の活用
○ スマートフォン等をより低廉に使用できるようモバイル市場の競争環境等を整備
詳細は下記サイトをご参照ください。
■未来投資会議 未来投資会議(第19回)配布資料 ー首相官邸
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/miraitoshikaigi/dai19/index.html
■成長戦略の方向性(案)(資料5)ー 平成30年10月5日内閣官房 日本経済再生総合事務局
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/miraitoshikaigi/dai19/siryou5.pdf