業務部の三浦です。

  ラグビー日本代表が快進撃を続けています。

 高校生からラグビーを始め、ラグビーとの関わりがこれまで途切れたことがない私には、まさに夢のような数週間を過ごさせて頂いています。

 NZ、豪州、南アという南半球3カ国はラグビー界にとって昔から「特別な国」です。
彼らから言わせればボール遊びをしているだけと言われても仕方がないような日本代表が、W杯でこの3ヶ国に勝利することなど私が生きているうちには無いと思っていました。

 ラグビーはサッカーや野球とは違い番狂わせが極めて起こりにくい競技なので、9月19日のあの日、あの瞬間は間違いなくジャパンは南アよりも強かったのです。

 もちろんリアルタイムで観ていたのですが、下馬評では大敗する可能性が高かった訳で

1)序盤からなんとか健闘していることへの「安堵感」
2)2点差で前半を折り返したことへの「驚き」
3)後半に入っても拮抗した状況が続いていることで芽生え始めた「まさか・・・という気持ち」
4)それが劇的な形で達成されたことへの「究極の興奮」

 約1時間半の間に起こった「至高の起承転結」は、生涯経験したことがないどんな映画にも勝る物語でした。

 また、国民に感動を生んだのは単なる勝利だけではありません。
五郎丸選手が外国人にフォーカスして欲しいとコメントしていましたが、幼少からの夢であった母国の代表のオファーや可能性を捨て日本代表を選択し、試合開始前に大声で君が代を謳う姿。
勝利のあとには日本の旗を自信満々に掲げたり、地面にうずくまって咽び泣く姿は、旧来的な民族意識など陳腐なものだと感じ、これからのナショナリズムの在り方、清々しさを感じずにはいられませんでした。

 いま私がお世話をしているラグビークラブチームにも入部希望等の問い合わせが多く来ており、日本代表の影響の大きさを感じます。

 来年の春からはジャパンはスーパーラグビーへ参入し、2019年にはワールドカップが日本で開催されます。
単なる一過性のブームに終わらせず、世界的スポーツであるラグビーがサッカーとともにこの国に強く根付き、ともに発展していくことを切に願います。