淀川労務協会 手続き業務部門の村田です。

 
11月に入り、今年もあと2か月弱と残り少なくなりました。

 
毎年、百貨店や料理店、ホテルなどからおせち料理のパンフレットを見るたびに1年が過ぎるのを早く感じるこの頃です。

 
おせち料理とは、平安時代後期からの風習により始まったもので、女性が正月は台所に立たない様、『御節料理』=祝い膳として大晦日までに作り、翌年の正月の料理として保存のきく作り置きの料理です。

 
北海道では大晦日に食べる風習が残っていますが、我が家でも大晦日から年越しうどん(そばが食べられないため)と共に頂き、元日にはお雑煮と共に頂いております。

 
最近の傾向として、インターネット限定や数量限定と称して販売し、某百貨店では3世代おせちとして一の重は和風おせちとして年配用、二の重はフランス料理おせちとして30,40歳代用、三の重には子供用として洋風おせちとかなり趣向のこらした料理が登場し、お正月の遊び用具としてすごろくがプレゼントされているようです。

 
また、イタリアン鍋・フランス鍋を家で楽しめる、欧風おせちや今年は、川越達也氏プロデュースによるおせちの人気は圧倒の様です。

 
おせち料理は発祥が日本の文化なので、欧風の要素をすべて取り入れた最近のおせち文化に対して少々疑問を抱くのは否めません。どうしても、和の粋の心を持った伝統的なおせちに惹かれてしまいます。