厚生労働省は11月16日、高年齢者を65歳まで雇用するための「高年齢者雇用確保措置」の実施状況などを集計した、平成30年「高年齢者の雇用状況」(6月1日現在)を取りまとめ公表した。
今回の集計結果は、毎年6月1日現在の高年齢者の雇用状況を報告した従業員31人以上の企業156,989社の状況をまとめたもの。なお、この集計では、従業員31人~300人規模を「中小企業」、301人以上規模を「大企業」としている。

【集計結果の主なポイント】 

Ⅰ 65歳までの高年齢者雇用確保措置のある企業の状況
1 高年齢者雇用確保措置の実施状況

65歳までの雇用確保措置のある企業は計156,607社、99.8%
2 65歳定年企業の状況
65歳定年企業は25,217社、16.1%(中小企業では23,685社、16.8%、大企業では1,532社、9.4%)

Ⅱ 66歳以上働ける企業の状況
1 66歳以上働ける制度のある企業の状況
66歳以上働ける制度のある企業は43,259社、割合は27.6%(中小企業では39,699社、28.2%、大企業では3,560社、21.8%)
2 70歳以上働ける制度のある企業の状況
70歳以上働ける制度のある企業は40,515社、割合は25.8%(中小企業では37,232社、26.5%、大企業では3,283社、20.1%)
3 定年制廃止企業の状況
定年制の廃止企業は4,113社、割合は2.6%(中小企業では4,032社、2.9%、大企業では81社、0.5%)

詳細は下記サイトをご参照ください。

 

■平成30年「高年齢者の雇用状況」集計結果ー厚生労働省

https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000182200_00002.html

●発表資料

https://www.mhlw.go.jp/content/11703000/000398101.pdf

●別表

https://www.mhlw.go.jp/content/11703000/000401812.pdf