業務部の松井です。

 4月より、あるところが主催されている論語の勉強会に参加しております。

 月1回1年間行うこの勉強会ですが、講師は陽明学や思想家として有名な安岡正篤さんのお孫さんで、論語普及の第一人者であられる安岡定子さんです。
現在「親子論語塾」や「寺小屋こども論語塾」「おとな論語塾」等を開催され、日々活動されておられます。
勉強会は、論語の原文を声を出してみんなで読んでいき、意味の解説とその背景をお教えいただくのですが、孔子は生きていた2500年前は日本ではまだ縄文時代から弥生時代になろうとした頃に論語ができていたのがすごいことだなと思いました。
また論語の出だしの以下の文に、論語のすべてが集約されていると言われております。

『子日わく、学びて時にこれを習う、またよろこばしからずや。
朋遠方より来る有り、また楽しからずや。人知らずして恨みず、また君子ならずや。』

 訳文は
『孔子先生が言われた。「聖賢の道を学んで、これを実践しその真意を会得することができるのは、なんと喜ばしいことではないか。
共に道を学ぼうとして思いがけなく遠方から同志がやってくるのは、なんと楽しいことではないか。人が自分の存在を認めてくれなくても恨むことなく、自らなすべきことを努めてやまない人は、なんと立派ない人物ではないか』

 このたった2行の論語にはほんと奥深い意味があると感じました。
2500年経過した今でも色褪せない論語はほんと素晴らしいものであります。

 なんとなく理解していた論語を体系的に勉強できる機会は、大変ありがたく、何とか1年間無事出席したいと思っております。