総務部の片岡です。

読んで幸せになったり、心が温かくなった新聞記事を募集している、日本新聞協会主催の“HAPPY NEWS”をご存知でしょうか。今回大賞に選ばれたのは『整頓されているから』という南日本新聞の記事でした。
記事の内容はこんな感じです。

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ある鹿児島の会社は、高卒の採用予定はなかったけど、急きょ採用試験をすることにしました。きっかけは、そこの社員が給油に使っているガソリンスタンドでアルバイトをしていた高校生の言葉だったとのこと。
彼は、作業車の道具類がいつもきれいに整頓されたその会社の車を見て、「こんな先輩たちのいる会社で頑張りたい」と思い、給油の際に接する複数の社員に「高卒の採用はないのですか」と聞いていたのです。
そのことが社員から社長に伝えられ、心動かされた社長は、その彼に会ってみたいと採用試験をすることにしたのだそうです。選考を経て、彼はその会社の一員になりました。
社長は社員たちにこう言います。
「誰がどこを見て評価するかわからない。みんなが車内を整頓しているから、高校生にも信頼された。仕事の中身も同じ。」
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近年、整理整頓の活動は、仕事の効率化や業績向上につながるという目的で取り組む企業も多いようです。今回のこの記事は、それだけでなく、数値化できないプラスの効果も生み出すということを教えてくれました。