業務部の松井です。

長いタイトルになりましたが、先週24日に大学入試改革について中央教育審議会が、大学入試の選抜方法に関しまして答申案をまとめました。

内容は「知識量を問う学力を測る入試」から、「知識を活用し自ら課題を解決できる能力を見る入試」に改め、早ければ今の高校2年生から対象となります。

つまり知識詰め込み型から、「プレゼンテーション力」や「集団討論」、「面接」、「論述問題」等が問われることになります。

この改革の意味するところは、従来の詰込み型でいろいろな知識があってもそれだけではダメで、
1.その知識をどのように表現していくのか?
2.その知識をどのように他の人に伝えていくのか?
3.その知識を応用して更なるものをいかにして生み出していくのか?
 という能力をもっと伸ばしていく必要があり、そういった学生をとっていきたいといった大学側の思いだと考えれれます。

 同じように、今年の夏に経団連から、企業が新卒社員に求める能力の第1位は11年連続でコミュニケーション力となりました。
 コミュニケーション力が不足している新入社員が多く、入社してから問題が出てきているということだと思いますが、インターネットやケータイ電話の普及等で、直接会って話をすることが少なくなったのも原因であるかもしれません。
 
大学入試改革が進み、知識詰め込型から脱却することで、学生のコミュニケーション力が上がることを期待したいと思いますが、受験のためにマニュアル的に身に着けるといったことではなく、これから社会人になって活躍していくためにも必要な能力だということを自覚していただいて、若い学生の方は頑張っていただければと思います。