淀川労務協会 の岡本です。
寒い日がまだまだ続き、かぜが流行るこの時期、さまざまな予防をされていると思いますが、
それでもかぜをひいてしまうことがあります。
そのとき、私はすぐに「かぜといえば葛根湯」と考えて服用するのですが、即効性がない場合
がありました。疑問に思って調べたところ、かぜのタイプを初期に現れる症状により3タイプに
分類し、漢方を選択する必要があることが分かりました。
①赤いかぜ(風熱型)
●初期の症状:急な発熱(高熱)、のどの痛み・腫れなど
●対応漢方薬:天津感冒片(熱を冷ましながら軽く発汗させる)
②青いかぜ(風寒型)
●初期の症状:背中がゾクゾクする急な寒気、鼻水、頭痛など
●対応漢方薬:葛根湯(体の表面を温めながら発汗させる)
③黄色いかぜ(風湿型)
●初期の症状:吐き気や下痢などの消化器症状(頭痛や発熱など伴うこともある)
●対応漢方薬:勝湿顆粒(胃腸の機能を高め、からだの余分な水分を取り除く)
かぜの症状が出始めた時に速やかに適切な漢方薬を服用できるように今から備えておこうと思います。