業務部の下村です。
春のドラマで「不適切にもほどかある」という、宮藤官九郎脚本で、阿部サダオが主演のタイムループドラマを見ていました。
昭和と令和を行き来して、価値観の違いに初めは抵抗しながら、次第に変わっていく主人公の姿を見ていました。
私の時代では、中学では体育教師が竹刀を持って廊下を歩き、教官室ではタバコをふかせ、竹刀でお尻を打たれましたし、体育の授業等運動中は水を飲んではいけなかったですし、高校でも剣道部の部活動の際に昼飯を食べすぎて掛かり稽古をして気持ち悪くなったけど面を脱いでトイレに行くことは許されず、面の中で嘔吐をしたり、下着を履いていない剣道の先生の着替えをさせられたりと、今となっては理不尽なこともありました。
(今ではいい思い出になっていますが 笑)
その反面、「ビーバップハイスクール」という漫画が流行って、自分も短ランを着てスリム型でチャックで裾を閉めるズボンを履いて、ズボンにチェーンをつけて等、今では笑われる格好もしていましたし許されて?きました。
テレビも「たけしの元気が出るテレビ」や、「とんねるずのみなさんのおかげです」など、はちゃめちゃな番組をみて大笑いできた時代でもありました。
昭和の時代も、令和の時代も、生きづらさや理不尽は形を変えて存在します。
ただ昭和と令和で違うのは、社会や集団のエネルギーやパワー、熱量の違い、まあまあこの辺でという寛容さ、個々人の距離感などでしょうか。
逆に生きやすくなった面もあり、しんどくなった面もあります。
「鈍感力」という本が以前流行りましたが、自分のメンタルの為には大切とは思いますが、その鈍感力が周りに迷惑をかけてしまうこともあります。しかし繊細になりすぎると自分が壊れてしまいます。
時代や環境の変化を理解しながら、相手に対して”想像力”を高め、思いやる気持ち、相手に共感し、まあまあと許容できて許せる寛容さ、そして個々に応じた心地良い距離感を意識していくことが、今までもではありますが、これからも大切だと感じます。