総務部の脇です。

 

先日、録画していた「即位の礼」の晩餐会のドキュメンタリーを見ました。180か国600名の各国を代表する来賓に対するホテルニューオータニのメニューづくり、給仕の仕方、料理のアレルギー対応等々それぞれが「ここまでやるのか?」という内容でした。特に、来賓600名の3人に1人が宗教上の理由や、アレルギーに対応するための特別メニューの表は、さながらシステム開発の表のようでした。又、約200種類にもなる特別メニューを間違うことなくコースの6品を70分で出し切るという難題に対応していく場面はテレビを見ている側にも緊張感が伝わってきて、見ている私自身も手に汗握る状態です。

全国のホテルニューオータニグループから集められそれぞれの担当でリハーサルが行われるのですが、通常の料理の出し方では、担当する350名のウエイターが多すぎて渋滞してしまうので、ウエイター専用の出入り口を新たに数か所作り、出る時と入る時で進行方向を決めて、混乱を避ける工夫を臨機応変に考え出していました。

結局、特別メニューが全てが確定したのが本番1時間前です。この厳しい状況の中で対応したホテルマンの皆さんの頑張りには本当に感動しました。様々な創意工夫で「日本の心」と「おもてなし」を各国の来賓に十分に伝えられたと思います。

これぞプロの集団です。もう一度じっくり見てみたいドキュメンタリーです。