業務部の松井です。

 試用期間はどこの事業所様も設けているところが多いかと思います。

 通常は3か月が一般的ですが、試用期間の間に本人の適性や能力を見極めて、十分注意指導していく期間であるかと思います。

 ここ数年、事業所様からの問い合わせで、試用期間を待たずに自ら辞めていく人が多いという話を聞きました。

 採用後試用期間の間も優秀で、是非正社員になってほしいと思う従業員が、自ら辞めていかれるのは非常に残念なことです。

 会社としては、期待をしていた方に退職されるということによるがっかり感と、また採用をやり直しせざるを得ないという大変さの2つがまた押し寄せてくるので非常に気が重くなります。

 最近流行っているのが、「オンボーディング」という概念です。

 意味は、「新しく入社した社員が会社に馴染み、早期に力を発揮してもらうために企業が取り組んでいくこと」ということになります。

 早期退職の防止と、即戦力化が可能となります。

 例としましては

   1 面接時のファーストアンケート

   2 内定時のやることリスト

   3 入社当日の「ウエルカムボード」

   4 入社当日の「ツールチェックシート」

   5 入社当日の「ウエルカムランチ」

   6 入社してから90日間の安心サポート体制

 等が挙げられます。

 試用期間の間にいい人材を定着させるためには、こういった概念が必要になってきているかと思います。

 自社でもご検討いただければと思います。