業務部の下村です。

明けましておめでとうございます。 本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

2023年になり、私の当たり年だった寅年もあっという間に終わりました。

3月で49歳になるので、私にとっては40代最後の年になります。

不思議なもので、25歳、30歳、35歳、40歳、45歳と年の節目に、というか47歳くらいまでは、歳を重ねることに恐怖感がありましたが、昨年48歳になってからはあまり感じなくなりました。おそらく49歳、50歳・・・とあっという間になっているんだろうなという感じです。

年齢のせいか、クリスマスや正月をあまり意識しなくなったのと同じ感じです。

やっと自分が自分の歳に納得してきたのかなと思います。

私どもの事務所もここ4~5年であっという間に新しい職員が増え(気づいたら、数字だけはベテランの年齢&勤続年数に!)、お客様先でもご担当者が私より若い方がじわりじわり増えてきました。社労士の同業者の方々も同じく若い方が増えてきました。

事務所の職員や、お客様先のご担当者、社労士の同業者の方々とお話をさせて頂く際、「私も昔同じようなことを考えていたな」とか、「わかるけど、(自分の若かりし日の失敗や経験から)いやいやこうした方(進めた方)がいいのにな」、と思えることも増えました。

仕事もコミュニケーションも、足し算だけでなく引き算もできて初めて土俵に乗れるのかな、と最近になって思います。自分の気持ち・思いだけでなく、周りを知りその中で最適な行動を前向きに行う大切さ。

人や環境はすぐ変わるものではなく、いきなりではなく、少しずつ、それも行ったり来たりします。しかし、それに一喜一憂せず、地味だけども着実に一歩一歩前に足を進めていく。それが結果としてふと振り返った際、地に足がつき十分に人・環境に「変化」がなじんで常態となっているのが、理想的な変化ではないかなと思うようになりました。

若さの眩しさや熱量に羨みつつ、冷静に客観的に振り返られる自分を感じられるようになりました。

孔子は論語で、三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。と述べています。

天命を知るも何も、未だ惑わずの域にも行っていませんが、

今年の私の目標として、

「バーベキューで2回転くらいして(お腹も火の勢いも)落ち着いたあたりの炭火」のように、当初の炎が上がるような派手さはないけれど、多少風が吹いても、肉の油が落ちても火が落ち着いていて熱量はかなり高い、じっくりしっかりおいしく肉を焼ける炎。

そんな「落ち着いた、厚みがある火」になっていけたらと思います。