業務部の村上です。

ある雑誌の記事で「多重役割葛藤」って知っていますか?という記事を見かけました。

新型コロナの感染拡大により働く環境が劇的に変わりました。

出勤せず自宅で仕事をするテレワークがその代表例で、通期時間が無くなった為、その時間で勉強したり、家族そろって食卓を囲んだりといい面もたくさんありますが、その中で「多重役割葛藤」という現象が起こっているという事です。

ある研究家によると人が一生涯に果たす役割は「子供」「学習する人」「余暇を楽しむ人」「職業人」「市民」「家庭人」などいくつもの役割があるといっています。

「職業人」としての役割を担いながら、「家庭では年老いた介護をする子供」、「配偶者」、「子供の親」という役割なども担っています。これがテレワークにより仕事空間と家庭空間の区別が曖昧になり、働いている自分と家庭人である自分が同じ空間に存在し、ライフとワークの境界が曖昧になってしまう。そうしているうちにお互いの役割に矛盾が生じ、人によっては葛藤が生じ、やがて心が疲弊してしまうという現象です。

このような状態が続けば会社も働く人も幸せにはなれません。

弊所でもテレワークを取り入れており、現在も週1回くらいの頻度で続いています。

誰しも、人にはわかってほしいという欲求があるものです。その人が抱えている苦しさに少しでも気づけるような自分になりたい。この記事を読んでつくづく実感しました。

新年度を迎え、自分の周りの人たちに対して「無関心」にならない事。

今年は意識していきたいと思っています。