業務部の三輪です。

 

風邪やインフルエンザの季節がやってまいりました。

皆さま体調はいかがでしょうか。

 

10年近く前のことですが、私は風邪をこじらせて、

一か月以上、まったく声が出なくなってしまったことがあります。

接客の仕事をしていたので、担当していたお客様を同僚に任せて、

声が戻るまで休職することになりました。

 

正直、とても不安でした。

「このまま一生、声がでなかったら?」

「こんなに休んで、戻れる場所はあるんだろうか?」

 

・・・ですが周囲の人たちはとても親切で、

私の気持ちを察した上司は、「もし、万が一、

このままずっと声がでなくても、退職なんて考えないでね。

あなたにしてもらえる仕事はたくさんあるから。」と言ってくれました。

 

私は今でも、風邪をひくたびに、そのときのことを鮮明に思い出します。

「いじめた側は忘れても、いじめられた側はずっと覚えている」のと同じく、

優しい言葉をかけた側はなにげない一言だったとしても、

その言葉がずっと誰かの支えになることもあるのだと、身をもって学びました。

 

何かと忙しく、余裕のない日々ですが、

私も相手の気持ちを汲んだ優しい言葉を口にしていきたいと思います。