業務部の下村です。
めっきり寒くなりましたね。もうすぐ今年も終わります。
いい距離感
人と人との関係には、それぞれの関係でのいい距離感が大切です。
例えば、経営者と社員、上司と部下の関係は2本の線路のようなものです。
常に並行してまっすぐ同じ方向に進んでいく。より線路が太くなればなるほど、速くて大きい列車を通すことができます。
反発しあって2本の線路が外側に曲がったり、逆に馴れ合いすぎて友達のようになり内側に曲がったり(ひっついたり)すると、列車は脱線してしまいます。
一見、内側に曲がるのは互いに仲良くなり楽しく感じるのですが、距離感がいったん崩れるといい緊張感や関係性も崩れ、いい仕事ができなくなります。
また、友人や親しい人でも普段日常的に話したりする人でない相手の方が、離れているからこそ、聞けること、言えること、話せること、相談できることがあります。
離れているからこそ、心を許せるということもあります。
距離感って大事です。
自分にとって近い人。
距離感をあまり意識せず、時には距離がない状態になっていることもある人。
自分にとって近い人(親や配偶者、パートナー、子供、近い親しい友人・同僚など)への接し方こそ、そうでない人への接し方と比べて雑になることがあります。
本当は一番大切にしなくてはならない人ですが。
ただ、雑だいうことは、一番自分の素がだせている裏返しでもあります。ありのままの自分を無意識に出している相手。ありのままの自分って結構かっこ悪いものです。けど愛らしいものでもあります。一番楽な状態。それがだせる相手、出してもしんどく思わず許してくれてそれ以上に素の自分を認めてくれる相手は非常に大切な存在です。
多分その人は自分の魅力をよくわかってくれている。
ただそういう相手であっても、甘えることなく適切な距離感を保つ必要があります。
けれどその距離が時にはおかしくなっても無条件で許してくれる人。愛らしく思ってくれる人。
自分にとって大切な人。
なかなか普段言えないかもしれないけれど、その人へ感謝の気持ちを、伝えておきたいものです。