総務部の長尾です。

近年スポーツやコンサート、演劇などのチケットの高額転売が社会問題化しています。
私も、舞台のチケットが欲しくて発売日にコンビニへ買いに行くことがありますが、
発売開始後数分で売り切れて買えない、ということがほとんどです。

そんな中、国内最大級のチケット販売サイト「e+」が5月中旬に行った調査によると、
コンピューターの自動プログラムを使ってチケットの申し込みをしているとみられるアクセスが、
全体の9割以上を占めるケースがあることが分かったそうです。
その調査によると、チケットの販売開始が集中する土曜日の午前10時から30分間を調べたところ、
約50万回のアクセスのうち、約45万回が自動プログラムと判明したとのことです。
その約45万回のアクセスのほとんどは、約100のアカウントで国内数百カ所から同じプログラムを使って行われていたそうです。
1アカウント当たり数千回の申し込みが出来るシステムに対しては、
一人でコンビニに買いに行くというアナログな方法では太刀打ちできるはずもありません。

チケットの転売対策として、顔認証システムや電子チケットへの切り替え、リセールシステムなどが
一部の歌手やアイドルグループのコンサートで行われていますが、その隙をついての高額転売は無くなっていないのが現状のようです。
2020年には東京オリンピック・パラリンピックも控えています。チケットを巡って様々な問題が出てきそうです。
「本当に欲しい人が」「適切な価格で」チケットを買えるよう、販売サイトなどでの対策を強化して欲しいと思います。