業務部の村上です。
毎年この季節になると見かけるツバメの巣。
『ツバメが巣をつくった家には幸福が訪れる』と言われるほど、幸せの象徴として知られているツバメ。
しかし、日本野鳥の会によると、郊外や農村部に比べ、全国の都市群・市街地で巣立つヒナの数が少ないという調査結果が出ているようです。そして、このままでは将来的にツバメの数が減少してしまう危険性があるとのこと。
ツバメの子育て失敗原因としてあげられるのはカラスやヘビなどの天敵すの存在。しかし、もう一つの原因として特徴的なのが、実は人による妨害だそうです。
農村部にくらべ、都市部では「糞が不衛生」といった理由から、ツバメの巣を落としてしまう人の割合が7倍も高いという結果がでていました。私が通勤に使う駅でも毎年ツバメが数か所に巣を作っていますが、一箇所時計の上にあった巣がダンボールが覆われて、使えないようにしてありました。
それでも、ツバメがやってくるようで、今度はカラスよけのようにキラキラした物を、数本ぶら下げてツバメ避け対策がしてありました。ツバメが巣の周りを飛んでる姿を見ると少しかわいそうな気がする反面、時計ということで故障の原因になるのかもしれません。
空の巣を壊してしまうことは問題ないようですが定住し、産卵をしている・ヒナを育てているという状態の巣を壊すことは、「鳥獣保護法第八条」違反となり、罰せられる可能性があるそうですし、 ツバメの雛たちの鳴き声は私にとって結構癒しになります。
なので今年は諦めて巣を使わせてあげて欲しいと思いながら毎日改札を通っています。