業務部の三輪です。
私の好きな詩人に、金子みすゞという女性がいます。
東日本大震災が発生した直後、
多くの企業がテレビCMを自粛したことから
「こだまでしょうか」という詩をアレンジした映像が繰り返し流れていました。
あの詩の作者が金子みすゞです。
彼女の作品の中に、「大漁」という作品があります。
(引用は控えますが、「金子みすゞ 大漁」で検索すると作品を読むことができます)
・・・鰯の大漁に盛り上がる海辺の町は、とても賑やかに盛り上がっているけれど
海の中に目を向けると何万もの鰯がお弔いをしている・・・という内容の、短い詩です。
私は、子どもの頃にこの作品と出会いました。
大人になり、自己中心的な感情が生まれてしまったときは
この詩を思い出し、視点を変えてみるようにしています。
プラスの感情、マイナスの感情、どちらであっても
違う視点をもって物事をとらえることで
落ち着いた気持ちになれるような気がしています。
年度初めで慌ただしい毎日、
よかったら一度、彼女の詩集をお手に取ってみてください