総務部の中西です。
2018年の春は足早にやってきて、日本全国のサクラをあっという間に満開にしてしまいました。
サクラは日本人の大多数の方が好きな花ではないでしょうか、皆様お花見はされましたでしょうか。
サクラの開花の仕組みですが、サクラの花芽は前年の夏に作られてそのまま休眠して、一定期間低温にさらされた後、気温が上昇して眠りから覚め、開花の準備を始めます。
これを「休眠打破」といいます。休眠打破は、この秋から冬にかけて一定期間、低温にさらされることが重要なポイントです。
今年のサクラの開花が早まったのは、秋から冬にかけてかなり低温だった事と、春先の気温が急上昇した為に例年よりも花芽の生育がスピードアップされた事が要因のようです。
3月なのに4月もしくは5月並みの気温だった為にサクラの花も咲き急いだようですね。
サクラといえばソメイヨシノを指すぐらい日本全国に生育していますが、この日本中のソメイヨシノが1本の原木から接ぎ木によって、日本全国に広がったクローンの木だという事はご存知でしょうか。
同じ地域の桜が一斉に咲いて一斉に散るのは、クローンの木だからだそうです。
何気なく眺めていたサクラですが、今年はこれらの事を踏まえた上で鑑賞してみると色々な想像が膨らみ、いつもとは違った面白さを感じたお花見でした。