息子にせがまれほぼ毎日おりがみを1作品ずつ作らされ続けている業務部の三浦です。
ヤマト運輸が人手確保のため年末年始のドライバーの時給を昨年の1,500円から2,000円に引き上げるとのこと。
【これまでの推移】
1)残業代未払い/違法長時間労働問題
2)配送時間(再配達時間帯含む)短縮措置
3)配送料金値上げ、ユーザーは価格転嫁 ※ヤマトはシェアを大きく落とすことも想定の上
4)同業他社追従 ※想定外
5)業務量に変化が無いため、増員により労働時間を減らす必要性
6)労働力不足の状況下、時給単価の引き上げ画策(年末年始のドライバー1500円 → 2000円)
【今後のシナリオ?】
7)時給単価が上がれば(つまり給与が一定額確保できれば)長時間労働を望まない「ワークライフマネジメント」の風潮 ※特に若者
8)一人当たりの労働時間は増えない(増やせない)為、引き続き高い時給で積極的な非正規労働者の雇用が必要(他業態から運送業態へ)
9)他業態も非正規労働者の雇用を確保するため賃金水準引き上げ
10)働き方改革の「非正規労働者の処遇改善」が、結果的にヤマト問題主導で実現
11)物価/賃金の上昇・・本格的なインフレの始まり
このようになるかは分かりませんが、可能性は十分あるでしょうね。
勘ぐればインフレの障壁はアマゾン、楽天等のECにありとして、政策的に狙い撃ちされたのかなと。
今後の非正規雇用の賃金水準の動きは注視すべきです。