業務部の松井です。
先日久しぶりに大企業の営業部長をしている友人と飲みに行って、話をする機会がありました。
その友人が、「今会社全体で働き方改革を実行しようとしているが、非常に困っている。働き方改革によって、労働時間短縮、有給休暇促進、生産性向上、等が会社命令のもと行われているが、部下の中にはもっと仕事をしたいものがいたりする。」
といったことを言っておりました。
また「働き方改革で労働時間が全体的に短くなるのに、経営者からは利益は同じように出せとノルマが課せられているし、作業効率化や生産性向上も限界がある。」
とも言っておりました。
非常に悩ましい問題だと思います。
働き方改革により「労働時間を短縮する」と、「作業効率化、生産性向上」をやっていかないと会社は同じような利益を出せないわけですが、友人は両方を実現させるのははっきり言って無理だと言っております。
ということは経営者のトップが、働き方改革を実行していくためには当面利益がダウンしてもいいといった、明確な方針が必要だということになります。
両方実現できれば一番いいのですが、現状は現場の管理職にはその両方からのしわ寄せがきて大変な状況であるようです。
会社は現場管理職の声を十分聞いたうえで、対処していく必要があると思いました。