外勤業務部の三浦です。
開催中のラグビーW杯の観戦で少々寝不足気味です。
日本代表は少し残念ではありましたが、開幕前の戦績を考えれば大健闘なんじゃないかと思います。
さて、今回のW杯では「バンカーシステム」という新ルールが導入されています。
イエローカード相当のファウルをした選手に対して、主審がレッドカードを出すか迷った際に該当選手を10分間退場させ、8分の間に審判団がイエローかレッドか映像解析を中心に判定を行うことになります。
これまで、微妙なケースで主審からレッドが出された場合には、判断に納得がいかない選手からワチャワチャと一悶着が起こることがありました。
アンストラクチャーと言って、ラグビーは相手の陣形を崩そうとするスポーツですから、最初から陣形を崩された上でのプレーを強いられることで非常に過酷な状況になり、不満は良くわかるものの、プレーが止まったり、特定の選手の集中力が落ちたりと、観ている側にもストレスでした。
一方、バンカーシステムではとりあえず出るのはイエローですから、出たときや、出た後のプレーへの影響が小さくなり、選手が集中できているように見えました。
そして、プレーに集中している中で映像解析を中心とした精緻な確定判断が示されますから、レッドに変わったとしても選手の心理面への影響は小さかったように思います。
バンカーシステムに頼って主審が独断でレッドを判定することを避け、レフェリーとしての技能が落ちるかもしれないという問題はありますが、どの競技でもこれからは映像やセンサーを中心とした判定に移行していくものと思われますから、個人的にはバンカーシステムは良いものだと思いました。
尚、優勝はニュージーランドを予想しておきます。