業務部の松井です。
ご存知のように将棋界において、すごい新人が出てきました。
中学3年生の14歳で、プロの棋士相手に29連勝の新記録を打ち立てました。
将棋を多少でもやったことがある私にとりましては、将棋がこのように大きく取り上げられることで関心が高まり、将棋を指す方が増えることが何よりも素晴らしいと思います。
将棋は日本の伝統文化であり、非常に奥深く、頭を使うにはうってつけのゲームだと思います。
私の小学生の頃は、どこへ行っても将棋の駒を出して(紙の盤も使っておりました)普通に本将棋を学校で、家で指しておりました。
また数年前うちの子供が小学生のときは、本将棋を知っている子供たちはほとんどいない状況でした。
しかしながら今は、プロの棋士がコンピューターと対戦したり、バラエティに登場したり、更には今回の藤井4段の登場により、興味を持たれた指す人も増えてきていると思われます。 特に女性で将棋を指される方も増えてきているのではないでしょうか。
最近はパソコンやスマホでも手軽にコンピューター相手に対局できるようになりましたし、この面白い日本の知的ゲームがさらに普及していけばいいと思います。
プロの将棋の世界はすさましい階級制度があります。
藤井4段は現在C2のランクであり、C1、B2、B1、そしてA級棋士になるまで、最低でも4年かかり、A級の1位のみが名人に挑戦できる資格を得るわけです。
各クラスの順位戦で、2~3番以内に入らないと上の階級に行くことができない構造になっており、下位2~3番以内になると降格もあります。
非常に厳しい世界であり、これからもっともっと強い棋士との対戦が待っておりますが、今の勢いでは5年後には名人になっている可能性が十分あり、史上最年少名人が誕生してほしいものです。