ご好評につき申込みは締切りさせていただきました。

テーマ


人事制度や個別の労働条件を見直そうとする際に、特に意識しなければならない「不利益的変更」の問題の再確認

今回もオンラインセミナー配信システムである「Zoom(ズーム) ウェビナー」を利用して、標記テーマによる『淀川労務協会セミナー』を開催させて頂きます。ぜひお申込みください。

イベント詳細

日時 2025年11月13日(木)14:00~16:00(途中10分休憩)
開催方法 Zoomウェビナーによる配信(開催日前に招待URLをメールにてお伝えします)
参加対象 会員事業所様及び本案内送信先事業所様とさせて頂きます
参加費 無料
申込期限 2025年11月7日(金)

講義概要

労使トラブルにかかるご相談を毎日のようにお受けさせて頂いておりますが、労働者が不利益であると認識する労働条件への変更が契機となって、労使紛争が複雑化・深刻化する事案が数多く見られます。
とりわけ、使用者の指揮命令下で労務を提供したことに対する対価である「賃金」について、使用者が半ば強引にその金額を減じた場合、労働者は提供した労働力や生活の糧を理不尽に騙し取られたような気になり、強い憤りを感じ、一気に葛藤が高まり、不可逆的な労使の対立関係がいとも簡単に成立してしまいます。もしくは、当時は労働者が納得しているように見受けられたとしても、後に別件で労使紛争が生じた際に、何年も前の不利益的変更を交渉事項の一部として持ち出されることもあります。
近年の採用の売り手市場化(初任時賃金の高騰等)、ハイピッチな最低賃金の引上げ、物価高への対応、働き方の多様化により、一部の労働者の勤務形態や待遇を見直すことで人事制度全体の合理性を確保しようとしがちですが、紛争を起こさないよう、もしくは紛争化したとしても耐えられるように、予め「不利益的変更の論点」を正しく理解し、これを断行される場合でも、丁寧に進めて頂く必要があるでしょう。
不利益変更周辺の法律や実務を、本セミナーで改めて整理頂ければと思います。

講師略歴

三浦 裕樹みうら ゆうき
社会保険労務士法人 淀川労務協会 
特定社会保険労務士

神戸大学 経営学部卒(人事労務専攻)。
都市銀行勤務にて法人融資、貿易融資業務を経て、淀川労務協会に入局。
現在、人事諸制度設計、総額人件費管理導入、人事評価制度、目標管理、評価者訓練、組織開発、ファシリテーション、リストラプランの設計・運用支援(面接トレーニング)、IPO支援、ベンチャー育成、労働組合対策、人材派遣会社支援、労使トラブルの解消、従業員研修、講演等、人事労務に関するコンサルティング、アドバイザリー実務を中心に業務を行っています。
~ 主な実績 ~
・創業から東証1部上場に至るまでの人事制度構築、労務管理支援
・第3セクターのリストラ支援
・全国約100法人(従業員計約32,000人)規模企業グループの包括労務顧問 
・大学発ベンチャー企業のスタートアップ支援(30社以上)
・合同労組との折衝支援(120事案以上)

三浦 裕樹